世界三大希少石とは。そもそも買取対象になるの?
- 東京宝石倶楽部
- 4月3日
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更新日:4 日前

「世界三大希少石」という言葉を聞くことは、あまりないかもしれません。しかし宝石愛好家にとっては、甘美な響きに聞こえるでしょう。
世界三大希少石についての基礎知識と、買取視点での解説おこなっていきます。
1. 世界三大希少石とは
1.1 アレキサンドライト
1.2 パライバトルマリン
1.3 パパラチアサファイア
2. 買取について
1. 世界三大希少石とは
世界三大希少石(レアストーン)とは、次に詳しくあげていく
「アレキサンドライト」
「パライバトルマリン」
「パパラチアサファイア」
の三つです。
これらが三大希少石と呼ばれるのは、次のような理由です。
・美しさ
・耐久性
・流通量が少ない
・産出量が少ない
下の二つはひと言でいえば希少価値ですが、流通もそれ以前の産出量も極めて少ないので分けて記載しました。
もちろん、各宝石によりさらに細かな違いがあります。
1.1 アレキサンドライト
6月の誕生石であり、「内面の成長」のパワーストーンとされるアレキサンドライト。色が
変わって見える現象は、この宝石ならではの価値ともいえるため、「アレキサンドライト効果」といった用語にもなっています。
太陽光や蛍光灯の下ではブルーやグリーン、白熱灯や炎の光の下では紫がかった茶色っぽい色と、同じ宝石がまったく違った色をまといます。

角度によっても色合いが変わるなど、まさに多彩な宝石。誕生日に献上されたロシア皇太子の名前が由来とされますが、その時も色の変化が大きな話題になったそうです。メキシコやオーストラリア、スリランカ、インドやブラジルなどが産地ですが、産出量が極端に少ない石です。
1.2 パライバトルマリン
ネオンカラーに似た水色の宝石、それがパライバトルマリンです。
トルマリンが10月の誕生石なので、パライバトルマリンも多くの場合で10月の石とされます。ポジティブ、冷静さなど強烈なプラスのエネルギーをもたらしてくれる石とされています。
トルマリンという石(鉱物)は多くの色を持ち、赤(ルベライト)や黄色(カナリートルマリン)、青色(インディゴライトトルマリン)など、それぞれに名前がついています。中には、バイカラートルマリンのように複数色を持つものもあります。
1.3 パパラチアサファイア
9月の誕生石。愛にまつわる意味合い、「永遠」や「そばで見守る」といったさまざまな愛の言葉を持つ石です。
蓮の花のような色みを帯びているということで、パパラチアサファイアの名がつきます。これは、オレンジ色を帯びたピンク色です。
オレンジとピンクの中間という微妙な色合いのため、国によってもパパラチアサファイアとする基準が異なります。
スリランカ産のものが代表ですが、近年はマダガスカル産が増えています。
2. 買取について

宝石がかなり好き、詳しいという方にとっては垂涎の的ともいえる三大希少石ですが、ダイヤモンドはもちろんルビーやエメラルドといった宝石に比べ、一般の方には多く知られていません。
自分で買ったり直接贈り物としてもらったりといった場合も価値は把握しているでしょうが、家族から譲り受けたといったケースだと、案外その価値に気づいていない方も。
「この宝石、なんだろう?」と考えていて査定に出したら、とんでもなく高い額がついてビックリした、といった例もあります。
気になる宝石がある方は、お気軽にLINE査定でお問い合わせください。
これらの宝石は宝石買取店ではかなり欲しいので、査定額の例として多くのお店でかなり高い値段が掲載されています。
しかし三大希少石だからと言って、必ずしも高値で買取できるというわけではありません。
宝石にはランクづけがされていますが、下のランクの希少石であればやはり大した値段にはなりません。ランクの内訳は色、産地、輝き、大きさ、内包物(含有物、どれだけ主成分と違うものが含まれているか)といったものです。さらに傷、カットやデザイン、そして産地などさまざまな評価基準があります。
ですから、「アレキサンドライトなのに、この査定額はおかしい」といった一般の口コミを時々見かけますが、希少石だからといって無条件に高値がつくわけではないのです。
また、そもそもその買取店、鑑定士が価値をわからないといった可能性もあります。しかも稀なことではなく、これだけ買取店があふれていると結構あり得ます。
各宝石で紹介したように、希少石の色合いは微細な違いです。マニュアル的な鑑定しかしたことがない人が手に負えるレベルでは、正直ありません。仮にパライバトルマリンぽいとまではわかったとして、アフリカ産のパライバも流通していることがあります。本場のブラジル、パライバ州のものと価値はぜんぜん違うので、そうかもしれないくらいの差ではとても高値はつけられません。

もし「アレキサンドライト」「パライバトルマリン」「パパラチアサファイア」といった宝石を持ちで売却をお考えの方は、専門店に数件はご相談することをおすすめします。専門店とはチェーン店やいろいろなものを扱う質屋やリユース店とは異なる、宝石買取店です。
もし名前がわからない場合も、赤や青、緑といった色がついた石の場合は専門店にご相談ください。三大希少石の場合もありますし、そうでない石でもダイヤモンドのような基準が明確な石とは違い、査定がかなり専門的です(ダイヤモンドも、ピンクダイヤモンドなど色がついたものは専門性が高まります)。
また仮に鑑定士がそれなりに価値を判別できたとしても、買い取った品物を「どこで売るか」が一番のポイントです。直販の店舗やECサイトで売る、だから高額買取できるというのは一見するともっともらしいですが、実情は異なります。
パライバトルマリンなどの希少石を中古販売店で購入する方は、ほとんどいません。購入するとしたら新品です。そうなると買い取った後の売り先は海外です。海外のルート、特に需要が高い国のルートをどれくらい持っているかが鍵になります。東京宝石倶楽部は一般の方への小売と共に海外取引先が多く、年に数回の海外展示会にも出展し新規ルートや既存取引先とのパイプを太くしています。
せっかく価値がある宝石を持っていても、査定依頼をした所がまったく違った評価をしてしまっては、大きな損です。東京宝石倶楽部はご相談、LINE査定などすべて無料ですので、お気軽にご連絡ください。全国からの買取対応、東京と同じ基準で査定額を出していますので、希少石の買取で損はしません。
宝石、ジュエリーの専門店、東京宝石倶楽部は、LINEの簡単なやり取りで正確な査定額をお出しします。東京近郊はもちろん、全国から買取をしています。
この記事の監修者

東京宝石倶楽部
この記事は日本一の宝石街に店舗がある専門店、東京宝石倶楽部が監修しています。